せめて夫婦の間くらい

エリスという性の科学者は、こんなことをいっています。性欲は食欲にしばしばたとえられる。そこで、世の中のすべての人たちが、ちょうどいままで性についてかくしたがっていたように、食欲についても各人各様に、内密で欲望をみたしていたとしたら、いったい、どういうことになるだろうか。ある人は、自分は果物を食べていいのかしらと考えるでしょうし、他の人は肉類なんか食べないほうがいいと考えるかもしれない。人間の必要な栄養が、いまではちゃんと、科学的に研究され公開されているから、みんな、食物に関してうまくいっているのだ、ところが、性については各人各様にいとなんでいる。夫と妻は黙り合っている。これではとうてい、みんなが性について満ち足りた生活を送ることができないはずだ、と。たしかに私もそうだと思います。せめて夫婦の間くらい自分たちの性欲について率直に語り合うのがいいのではないでしょうか。あなたは、ご主人の食べものの好きぎらいについてよくご存じのはずです。ところで、あなたはご主人の性欲について何ほどのことをご存じですか?性欲について問わず語りに好いかげんに、お互いにわかり合うというやり方が、いままでふつうのょうでした。はっきりといわないことが礼儀正しいことだとされていました。けれどもそのためにどういうことが起ったでしょうか。夫の性欲を激しすぎると考えたり、自分のことをまるで、夫の性欲の奴隷のように思い込んだり、いろいろな誤解や思いすごしが夫婦間におきていたことと思います。しかも、これが金銭の問題かなんかでしたら、あからさまにいい合うこともできましょう。ところが、性の問題では、心に不満や怨恨があったとしても、これを明らさまにいうことはできなかったのです。そしてその結果、ふたりの間のミゾは、ますます深くなって行くぱあいが少なくなかったのです。
出会いは、たくさんあるので、相性が合う人がきっと見つかります。


参考:

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